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第40回 旭ビ教養講座
2020.06.05 Friday 10:56

ドバイゴルフ・・・気温43度でゴルフ、、、ふたこぶラクダでよかった!! 

20156月にアラブ首長国連邦(United Arab Emirates, UAE)のドバイDubai市を訪れる機会を得ました。ドバイ訪問の目的は灌水(カンスイ)施設の視察でした。
    灌水施設とは作物に水をやるための設備を言うのですが、水の撒き方はその地域によって様々です。アメリカ南部のような広大な土地にはレイン・ガン(写真)が有用ですが、日本のように小さなビニールハウスの中なら、苗が小さいうちはホースなどを用い手で水を撒いてもいいですが、定植した後、何棟もあるハウスに手撒きは大変ですので、普通灌水チューブ(写真:ビニールのような素材の平べったいチューブで、片面/両面にレーザーで0.6mm0.8mm径の穴が開けているもの)を用いて水圧をかけて水を出します。しかし、これらの方法はいずれも作物にかからない水がかなりあり、水がもったいないとも言えます(例えば、100坪ハウス(間口6.6mx奥行50m)の長ネギの遮光をするまでに灌水で流す水は4トン!とも)
    そこで水を節約するアイデアに点滴灌水チューブ(写真↓)というものがあります。これは水が病院で治療に使う際に高くぶら下げる点滴のようにポタ、ポタと、すなわち少量ずつ吐出します。ゆっくりと土に浸み込み、濡らす程度の水でも(断面を考えると玉ネギ状に土が濡れているようです)植物に生育をもたらします。水を作物の根に近いところに点滴するように供給し、適切に管理すれば最も水の効率がよい灌水法と言えます(スプリンクラーに比べ1/5の水量で済むと)。そして驚くべきことに、この点滴チューブの孔から排出される水量はどの孔からもほぼ一定なのです(圧力をかけるポンプの近く、遠くに関係なく!!)。これは電力等に一切よらず、灌水チューブの中の色々な形の小さい部品により、水路の抵抗を変えてそれぞれの孔から出る水量を一定にしているのです。このかつてなく効率的に水を使うことができる点滴灌水チューブは、1960年代のイスラレル人ブラス親子の特許だと知って驚きました。最初、「何で、あんな水のない砂漠で?」と思いましたが、言われてみますと、ゴラン高原の貴重な水を無駄なく使うアイデアは、イスラエルという地域だから出ないのかもしれません。点滴灌水の特許を譲り受けたネタフュームという会社は現在では世界最大の灌水資材・灌漑施設を扱う会社と言っていいです。また、最近は、水を効率的に使うことだけでなく、海水や汚水から水を作り!売っています。また、考えてみると、アラブにとっては敵国!!のイスラエルの商品を使っているのはさすがドバイだからだな、と思いました。先進国を感じました(農業においては、他に日光消毒(連作障害でカビや病原性細菌が増えてしまった土地を、太陽エネルギーで消毒する)”の技術もイスラエルから入ってきました)
    ドバイの人口は330万人と言われていますが、年収6000万円ドバイ人は人口の一割しかいなくて高台に住んでおり、残りの9割は外国人労働者だそうです。色々な国の人に会いました。インドとパキスタンの方が一緒にいるので、びっくりして「あなた方の国は戦争しているのに、何故仲良くしているの?」と尋ねたところ、「戦争は国が勝手にやっていることです。我々は仕事があるからここに来ているのです。」と2人揃って言ったのには驚きました。「賃金がいいから、ドバイにはこそ泥はいない」とも言ってました。ホテルのメイドさんはフィリピンの方やタイの方、建築現場はアフガニスタン!!(当時、アフガン紛争の真っ最中、、)からの人が多いと言ってました。適材() 適所と言っていいのでしょうか(FBにコロナのレビュー「第39回 旭ビ教養講座」を載せたところ20,000万に以上の方が見てくださり、「いいね!」も1300件余りいただいたのですが、3分の1の方はドバイ人/ドバイ在住の外国人の方でした)
    超近代大都市ドバイは(写真)Mission impossible IIでトム・クルーズがその側面の壁をロープをつがんで走った高さ830 mのバージャ・ハリファが有名です。その125階の展望台に行くためにエレベーターに乗ったのですが、ドアが閉まり全く加速を感じさせない!! そして、エレベーターのドアが開いたので、「もう着いたのか、スゴイ!」と思い外に出たら、女性スタッフから、「このエレベーターは壊れていますので、隣のエレベーターに乗り換えてください」と言われました(・・;) 隣のエレベーターは125階の展望台まで行きましたが、ほんのわずかな!加速度しか感じなく、あっという間に125階に着きました(^^)
 ところで、このドバイに石油が見つかった歴史は浅く、1958年のアブダビに続き1966年です(ドバイ沖の海底油田)。それまでドバイは輸出できるものは銅と天然真珠しかない小さな町?村?でした。そして、その天然真珠も20世紀初頭の日本のミキモトの養殖真珠の成功により、大打撃を受けていました。
 そこに石油が湧いた!!しかし、その時の指導者セイク・ザイエット(そういう発音に聞こえました。Rashid bin Saeed AlMaktoum)(写真)は素晴らしい!!「この石油はいつかはなくなる。だから、その前に欧米の企業誘致するのだ!」と唱え、超近代大都市になっていきます。ドバイ・デズニーランドは門だけ完成してました(^^)
    ゴルフの話が最後になってしまいましたが、PGAの最終戦Race to Dubaiが行われるエミレーツGCはトーナメントのためお休みで、モンゴメリーGCでプレーしました (写真Colin Montgomerieはスコットランド、グラスゴー出身。モンティの愛称で親しまれ、1993年〜1999年まで7年連続!でヨーロピアン・ツアー賞金王。2005年にも賞金王)。ドバイは砂漠の都市だから、きっとバンカーばかりで池なんかないだろ〜と思っていたら、大きな池もあるゴルフ場でした、、ネタフューム社が、海水から飲料水を、汚水から農業用水を作っていると聞きました。
 来る前には色々と考えました。砂漠のゴルフ場ってどうなっているんだろ?フェアウエイはどうなっているんだろ?スプリンクラー設備の他に灌水チューブとかが張り巡らされ、クラブを地面に打ち込めないかな、、とか、グリーンってどうやって管理しているんだろ?エミレーツGCのグリーンはテレビで見る限り高速グリーンだけど、、、
    モンゴメリーGCのラフには灌水チューブが張り巡らされていましたが(写真)、フェアウエイには(通常のゴルフ場のように)スプリンクラーしかありませんでした。聞くと、モンゴメリもエミレーツもフェアウエイのすべての土?砂?を取り除き、ビニールシートを敷き(日本の商事がやったそうです)、その上にいい土を持って来て固めたそうです(所謂、客土)
    また、休ませているグリーンには白い砂を入れてました(写真)。この写真ではピンが立ってはいますが休みです。もしパターを打ったら、雪の薄く積もったグリーンと同じでボールが進んで行きません、、、(_;) こうして休ませてあげることで、素晴らしいグリーンに管理しているのでした!!
    しかし、気温43(湿度は5)下でのゴルフはオーブンの中でやっているようで、焼かれているようで、ボーッとして同じミスを何度も繰り返して、「今度は少なくとも夜やろう」と思いました(ヨットクラブGC写真にはナイター設備があります)。救いは、灌漑施設の見学に足を延ばして3000年前!!のアル・アイン(写真:世界遺産ファラジ、これは単に汲み上げた地下水を長いスラーダー流し、行かせたくないところには土のう袋を積んでいるだけのアイデアでしたが)を訪ねた時に、「来月でなくてよかったよ。来月は50度だよ!!」と言われたことです(^^;
    しかし、暑いのは氷水を浴びたり、クラブハウスは冷蔵庫のように冷えているので避難場所がありますが、今までで一番つらいゴルフは中国、深圳(シンセン)市のミッション・ヒルズでの気温35度、湿度95%でのラウンドでした(「第34回 旭ビ教養講座」)。湿度95%って乾いたタオルがどんどん濡れていくのです、、(・・;) しかし、最近の知見でコロナウイルスは「高温・多湿・太陽光」に弱いようで、そういう意味ではミッション・ヒルズは世界で最も安全なゴルフ場なのかもしれません!
    ところで、このドバイでは危うく中東呼吸器症候群(middle east respiratory syndrome MERS)にかかるところでした。MERSの死亡率30%で、ちなみに、2003年に騒ぎになったSARS(severe acute respiratory syndrome重症急性呼吸器症候群)の死亡率は10%です。
    ドバイから日本に帰ってきて、「スペインのマドリードでMERSで複数人死亡」の新聞記事を見たところ感染動物はひとこぶラクダ(アフリカ系)と!!!慌ててドバイで乗ったラクダの写真を見ましたが、ふたこぶラクダ(中東系)(写真)でホットしました(^^)


Category : ゴルフ | Author : tmek | - | - |
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